政府は29日付で21年春の叙勲の受章者を発表した。歌手森進一(73)と、女優いしだあゆみ(73)らが旭日小綬章に選ばれた。今回最高位の旭日大綬章は勝俣宣夫元丸紅社長(78)。受章者は計4136人。

森は「身に余る光栄と感激致しております」などとするコメントを発表した。昭和41年に歌手デビューし「おふくろさん」「襟裳岬」などで紅白に48回出場。「55周年を迎えた記念の年にこのような素晴らしい栄誉を賜った」ことを感謝し「亡き母にもこの喜びを感謝の気持ちとともに伝えたい。一層の精進を重ねて心に響く歌を唄い続けて参ります」とコメントした。

いしだも「身に余る光栄でございます」と感激。歌手としては「ブルー・ライト・ヨコハマ」がヒットし、73歳の今も現役女優として活躍中だ。今後について「これからも1作1作丁寧に心を込めてお仕事に取り組みたい」と語った。