女子ゴルフの国内メジャー「ワールドレディスサロンパス杯」(6日~、茨城・茨城GC東C=パー72)の前日会見が5日行われ、先週優勝の上田桃子(34=ZOZO)がメジャー初制覇への意気込みを語った。

 先週の優勝で通算16勝となったが、国内メジャーは未勝利。「本当に勝ちたいなと思っていますし、これでも一歩ずつ近づいていると信じています。勝ちたいか気持ちは勝ちたいからこそ封印しておきたいと思います」。21歳で賞金女王に輝き、米女子ツアー制覇も経験した上田にとっては、国内メジャー制覇は残された大きなテーマだ。

「この試合は気合が入り過ぎて、トレーニングをし過ぎる傾向があったけど、前回ぐらいから逆に休むように心がけています。なるべく脳を使わず休むように」。コース攻略に頭を使うべく、スタミナを残しておくという。

 くしくも中野晶コースセッティング担当は「選手から18ホール回って脳みそが疲れちゃったというコメントを引き出したいと思っています」。上田はそんなセッティングの意図を読み取っているのだろう。

 若手の台頭が続くツアーで34歳はもはや大ベテラン。先週の優勝の勢いに乗ってではなく、豊富な経験を生かして、メジャータイトル獲得に挑む。