俳優城田優、Hey! Say! JUMP高木雄也がダブル主演を務めるミュージカル「ブロードウェイと銃弾」(12日初日)の公開ゲネプロが11日、東京・日生劇場で行われた。高木は主演での初ミュージカル挑戦となる。

ウディ・アレン監督の同名映画(94年)をもとにしたブロードウェーミュージカルで、日本では18年に続く再演。売れない劇作家役の高木は、ギャング役の城田にビンタされたり、売れない女優役の平野綾(33)にセクシー衣装で迫られたり、ベテラン女優役の瀬奈じゅん(47)にキスマークをつけられたりとてんてこ舞いな役どころ。演出福田雄一氏のコメディーを生き生きと繰り広げた。

カーテンコールでは「初めてミュージカルの舞台に立って、しゃべれなくなるくらい全身の力が抜けている」と笑顔。「数年前からミュージカルをやりたいと願ってきて夢がかなった。楽しいカンパニーで突っ切っていきたい」と話した。

初日に向けた城田と高木のコメントは以下の通り。

▽城田優「僕にとっては再演となります。初日が開いてお客さまの新鮮なリアクションを受けてどうなっていくか楽しみでもあります。アドリブっぽく見せているシーンもありますが、演出家の指定で決まっている部分ですので決してアドリブではないです(笑い)。これは声を大にして言っておきます! 歌よりもそういう笑いのシーンの方が緊張しますが、自分のやるべきことは変えずに真剣に挑んでいきたいです。いろいろ不安要素はありますが、見に来てくださったお客さまに少しでも勇気や笑顔、希望をお届けできるように精いっぱい務めたいと思います」。

▽高木雄也「まず初を開けられること、久しぶりにお客さまの前でお芝居ができることをとてもありがたく感じています。このような状況下なので、いろいろと考えながら稽古している部分がありましたが、初ミュージカルの稽古はとても楽しかったです。僕は僕なりの『デビッド』を作り上げてきました。公演期間中、自分にできる限りの100%でぶつかっていきたいです。福田雄一さんの演出ですので、純粋に笑えるところもたくさんあります。そういうところは心の中で思い切り笑っていただけるとうれしいです」。