今年でデビュー13年目を迎えた演歌歌手の大江裕(31)が12日、東京・文京区の湯島天満宮で新曲「登竜門」ヒット祈願を行った。

湯島天満宮に訪れるのは2回目で「個人の作品でヒット祈願をするのは今回が初めて」だったという。「いまは新型コロナウイルス感染症で皆さんが苦しんでいらっしゃいますので、1日も早く収束しますように。そして、この『登竜門』という僕の歌を聴いて少しでも元気になってもらえたら幸せだなという思いで祈願をさせていただきました」と願いを込めた。

同曲は、夢を現実にするためにくぐらなければならない“登竜門”がテーマ。同曲について、「若い方にもこの作品を聴いて、あきらめないで前に進んでいただきたい。たとえ小さな夢でも、夢を持って一歩ずつ歩いていただきたいという願いを込めて、そういう方々にも届けていきたい。そんな希望のある歌です」と話した。

新曲シングルのジャケットの題字は、3、4年ほど前に知り合い、それ以来、親交を深めている片岡愛之助(49)からプレゼントされたものだという。片岡は「今回、ご縁がありまして、大江裕さんの最新シングル『登竜門』の題字を書かせていただきました。自身のつとめた歌舞伎“コイつかみ”を観ていただきこの曲が生まれた、という経緯をお聞きし大変うれしく、光栄に思っております。タイトル通り、大江さんの『登竜門』をイメージし、力強さや勢いを込めてしたためました。このような時世により、湯島天満宮に伺えず大変残念ですが、私もこの曲が多くの皆さまの元に届くよう心から祈願致しております」とコメントを寄せた。