【フロリダ州タンパ17日(日本時間18日)発】WWEのロウ大会が配信され、小悪魔アレクサ・ブリス(29)が新たな呪いの標的をWWE女子タッグ戦線に定めた。

 スマックダウン14日大会でナタリア(38)、タミーナ(43)組は難攻不落だった大女ナイア・ジャックス(36)、シェイナ・ベイズラー(40)組から歓喜の王座奪取を果たした。

 戴冠からわずか3日後のこの日、ナタリア組はリマッチに臨んだが、試合前には小悪魔のコーナー「アレクサズ・プレイグラウンド」にゲストで呼ばれる災難に遭ってしまう。案の定、訳の分からないことを口走り続けるアレクサに恐怖感を抱いた2人は途中退席してしまった。

 王座戦のゴングが鳴ると同時に前王者組が猛ラッシュ。しかし開始3分、ステージに相棒の人形・リリーを抱いたアレクサが登場。直後にシェイナがタミーナにキリフダ・クラッチ(裸絞め)を仕掛けた瞬間、ナイア組のコーナーから巨大な火柱が上がった。

 ぼうぜんとする4人。しかし王者組はステージを背にしており、アレクサの姿には気がつかない。タミーナはすぐさまシェイナを抱え上げ、ナタリアが合体式ラリアートを決めて3カウントを奪った。

 初防衛を果たした王者組はベルトを掲げて勝者コールを受けるも、場内にはアレクサの不気味な笑い声が延々と響き渡る。ナタリアとタミーナは歓喜から一転、恐怖の表情を浮かべる。一方、敗れたナイアとシェイナも事態を把握できず、コーナー下にうずくまるのみだった。

 4月の祭典「レッスルマニア37」で〝毒蛇〟ことランディ・オートン(41)との抗争にピリオドを打ち、姿を消したご本尊の悪魔ことザ・フィーンド(ブレイ・ワイアット)に代わり、小悪魔アレクサが女子タッグ王座戦線を恐怖のどん底に陥れそうだ。