亀田和毅1年10カ月ぶり復帰戦は判定勝ち ノーランカー三宅に不覚のダウン奪われる

5回、不覚のダウンを喫し、カウントが入る亀田和毅=176BOX
2回、プレッシャーをかける亀田和毅(右)=176BOX
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 「ボクシング・8回戦」(22日、176BOX)

 ボクシング亀田3兄弟の三男で元世界2階級王者の亀田和毅(29)=3150=が1年10カ月ぶりの復帰戦となるノンタイトル56・5キロ契約8回戦に臨み、3-0(78-73×2、79-73)の判定でノーランカーの三宅寛典(32)=ビッグアーム=に勝利した。スコアは大差ながらも、5回に不覚のダウンを奪われた。

 和毅は久々の実戦を確かめるように無理に攻めることなく、左ジャブを起点に丁寧にボクシングを組み立てた。左フックを上下に散らし、そろそろ仕掛けるかと思われた5回に不覚のダウンを喫した。しかしダメージはなく、その後も技術の差を見せつけて判定勝ちした。しかしノーランカーを相手にダウンを奪えず、自身がダウンするなど課題も残った。

 兄の亀田興毅氏が開設した3150ファイトクラブによる初興行のメインイベントとして行われた。当初は今月5日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で予定されていたが、大阪府への緊急事態宣言発出により延期となった。緊急事態宣言延長によるJBCからの要請を受けて、無観客試合で開催された。

 和毅はWBC世界スーパーバンタム級暫定王者だった19年7月13日に米国カーソンで同級正規王者のレイ・バルガス(メキシコ)に判定負けした王座統一戦以来の試合。国内では18年11月12日の後楽園ホールでのアビゲイル・メディナ(スペイン)とのWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦以来となる。また、日本選手と対戦するのは09年5月30日に江戸川区スポーツセンターで雲林龍広(勝又)に4回TKO勝ちして以来、キャリア2度目だった。

 戦績は和毅が40戦37勝(20KO)3敗。三宅は22戦9勝(1KO)11敗2分け。

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