J1神戸にも所属した元ドイツ代表10番のFWルーカス・ポドルスキ(36)がメキシコ1部ケレタロに移籍する可能性が出てきたと、米メディア「ESPN」をはじめ各メディアが伝えている。

 ドイツ1部ケルンでキャリアをスタートさせたポドルスキはその後、同1部バイエルン・ミュンヘンやイングランド・プレミアリーグのアーセナルといったビッグクラブでもプレーした実力者。2017年からはJ1神戸で活躍し、20年に加入したトルコ1部アンタルヤスポルを今季限りで退団した。

 同メディアによると、2014年ブラジルW杯でドイツの優勝にも貢献したポドルスキに、メキシコのケレタロが2年契約の正式オファーを提示したと報道。選手自身もメキシコ移籍に前向きと報じられており、現在はクラブ側と条件面などについて最終交渉を行っているという。

 その一方で、同メディアは「現時点では、状況は少しケレタロに有利に動いているが、彼らはまだドイツのからの応答を待っている」とし、かねてポドルスキがキャリア最後のチームとして復帰を熱望している古巣のドイツ1部ケルンの動向がポイントになると指摘しており、その動向が注目されそうだ。