ボートレース戸田のGⅢ「第8回イースタンヤング」が12日、幕を開けた。

 初日メインのイースタンドリームは5号艇の永井彪也(28=東京)がトップスタートからのまくりで制した。1号艇の上條暢嵩(27=大阪)が2着、2号艇の上田龍星(25=大阪)が3着に入った。

 勝った永井は「伸びに特化させようとしてなくても伸びるから、このエンジンのポテンシャルはすごくあると思う」。エース機の威力を感じ取っており、13日の2日目以降も期待大だ。

 ドリーム組以外では、吉田裕平(24=愛知)が唯一、連勝発進を決めた。

 前半の4Rでは兄・凌太朗(27=愛知)との直接対決となった。「意識すると空回りするタイプなので、それは考えず集中していきました」。1号艇の兄に対し5号艇の弟は、ピット離れで飛び出し3コースを奪う。そこからカドに引いて、まくり一撃で1着を奪取した。

「ピット離れが良く(3コースに)行けました。カドに引いたのはダッシュの(スタート)練習しかしてなかったので」と話す。兄弟対決は2度目で、2018年8月14日のとこなめ2R以来(結果は凌太朗が2着で裕平は3着)。「以前、とこなめで先着されてたので良かった」。対戦成績が五分になったことに笑顔を見せた。

 1号艇の後半10Rは先マイが決まらなかったが2Mで差し返し連勝。「調整がずれていましたね」と言うが「出足とかはいいと思う」と今節手にする46号機の感触はいい。

 近況も前々節の三国(5着)、前節のからつ(3着)と2節連続優出中とリズムは良好。「気持ちは切り換え、集中していきます」と連勝に浮足立つことなく冷静に臨むつもりで、2日目の激走にも期待大だ。