歌手湯原昌幸(74)と南部なおと(70)が結成した音楽ユニット、ダニーボーイズが16日、デビュー曲「涙のサイドウォーク」を発売し、横浜・本牧ゴールデンカップで記念ライブを開いた。

合わせてカップリング曲の「トワイライトLOVE」「別れのジルバ」も熱唱した、合計年齢144歳の2人はライブ後に会見。湯原は「2年前に南部さんに、ライブをやりませんかと声をかけて、こころよく引き受けてもらった。洋楽、邦楽をやる中で、青春時代の音楽を令和のオリジナルでよみがえらせられないかとなった。懐かしさとせつなさ、聞いていて楽しくなる曲ができた」と話した。

南部は「青春時代がよみがえった。湯原さんは年齢は“7掛け”と言っている。だから僕は49歳(笑い)。『涙の-』は先メロで、松井五郎さんがすてきな詞を作ってくれた」と話した。湯原は「コロナが終息したら、昔みたいに、この曲でダンスパーティーをやりたいね。オヤジバンドにコピーしてもらって、歌って踊ってほしい」と話した。

17歳で日本テレビ系「ホイホイミュージック」のオーディションに合格。キャリア57年の湯原は「これからも元気で長生きがテーマ。僕の人生はジェットコースターで、上がったり下がっただけど、音楽というよりどころがあった」と振り返った。ここで夫人の荒木由美子(61)が飛び入りで登場。湯原が「幸せな人生だった。彼女との結婚は僕にとって一生の豊作と言っても過言ではない」と言うと、荒木は「70代とは思えないキラキラの衣装で頑張ってます。生活がかかっているのでよろしくお願いします」と笑った。

今後について湯原は「“令和のポップス歌謡”で、僕ら世代のフラッグシップになれれば。僕はあと15年、89歳まではやるつもり。声の続く限り、歌って演奏していきたい」。南部は「湯原さんを尊敬している。ずっと一緒にやっていきたいですね」と話した。

徳間ジャパンコミュニケーションズの北島浩明社長は「ダニーボーイズは、エルダーポップスを歌っていこうと結成された。キャッチコピーは『メインステージはこれからだ!ハッピーアワーミュージック、俺たちダニーボーイズ!』。全力で頑張っていきますので、よろしくお願いします」とあいさつした。