女優の李麗仙(本名・李初子、享年79)さんが今月22日に亡くなったことを受け、実の息子で俳優の大鶴義丹(53)が25日、所属事務所を通じてコメントを発表した。

 大鶴は「母、李麗仙は、2018年に脳梗塞を患いリハビリに励んでいましたが、今年の春に肺炎になったことから入院生活となり、今月22日に永眠しました。享年79歳」と報告。

 続けて「私の父である唐十郎とともに劇団『状況劇場』を興し、60年代70年代のアングラ演劇シーンの真っただ中を疾走しました」とし「父、唐十郎とは離婚しましたが、最後まで盟友としての親交はありました。最後の舞台は、2017年の『六条御息所』でした」と振り返った。

 その上で「唯一無二のアングラ女優人生を全うして、一片の悔いなき人生だったと思います」と実母を労い、「葬儀は今週末に、家族友人や演劇関係者だけで行う予定です」と明かした。

 大鶴の所属事務所はこの日「弊社所属・大鶴義丹の実母である女優・李麗仙さんが、6月22日、都内の病院にて肺炎のため満79歳でお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申し上げますとともに、ここに謹んでお知らせ申し上げます」と正式発表。

 また「ご遺族の意向により、葬儀はご親族・一部の関係者のみにで執り行われます。誠に勝手ながら、ご香典・ご供花・ご供物の儀は、固くご辞退申し上げます」としている。