ボートレース蒲郡の「ランドパワー杯争奪 ヴィーナスシリーズ第6戦 ムーンライトプリンセス決定戦」は26日、予選2日目を終了した。

 序盤戦を終えて三浦永理(38=静岡)、倉持莉々(27=東京)、谷川里江(53=愛知)の3人が3戦オール2連対でまとめている。

 機力上位陣に目を移せば、2連対率61%の好エンジン(62号機)を駆る森下愛梨(24=静岡)の動きが強力だ。

 2日目まで3走して6、2、2着。3日目4Rの2着はイン戦だったことを考えれば、取りこぼしにも映るが、2コースに節一級の伸びを誇る高田ひかる(26=三重)がにらみを利かせ、その仕掛けを封じたことも加味すれば内容自体は悪くない。

「高田さんとも足はそんなに変わらなかった。走る前はスタート同体でも、もっと伸びられるのかな、と思ってたけどそんなことはなかった。1マークは飛んでしまったけど、伸びられなかったから先行できたんでしょうね」

 伸びの指標となる展示タイムを見れば、全レースを通して1人別格の高田が6秒49だったのに対し、森下のそれは6秒66。コンマ17ほど実戦では差がないのを実感できたのは収穫だ。

「やっぱり伸びがいいんでしょうね」。当地はまだ予選を突破したことはないが、今節のパワフルな舟足ならそのチャンスも十分にありそうだ。