兵頭功海:続く、リュウソウメンバーの“絆” 10メートルの飛び込み挑戦「DIVE!!」撮影秘話も

連続ドラマ「DIVE!!」に出演する兵頭功海さん
1 / 5
連続ドラマ「DIVE!!」に出演する兵頭功海さん

 特撮ドラマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(2019~20年)でカナロ/リュウソウゴールドを演じたことでも知られる兵頭功海(ひょうどう・かつみ)さん。同作でテレビドラマ初出演を飾ると、その後も作品を重ね、現在は飛び込み競技を題材にした連続ドラマ「DIVE!!」(テレビ東京ほか、水曜深夜0時)に出演中だ。一見、充実した活動に見えるが、「『リュウソウジャー』の直後にコロナ禍の自粛が始まって、不安しかなかった」と語る。気持ちが落ち込んだときもあったそうだが、支えになったのは、“リュウソウメンバー”との絆。「友達と家族の境界線のようなとこにいる存在。会うと落ち着くし、みんなの活躍を見て刺激を受けます」という兵頭さんに、今も続いているというリュウソウメンバーの交流や、「DIVE!!」の撮影秘話を聞いた。

ウナギノボリ

 ◇オンラインゲームで“夢の戦隊チーム”!?

 兵頭さんは1998年4月15日生まれ、福岡県出身の23歳。スーパー戦隊シリーズの43作目「騎士竜戦隊リュウソウジャー」で追加戦士のカナロ/リュウソウゴールドを好演。その後は、「片恋グルメ日記」(TOKYO MX)、「社内マリッジハニー」(MBS)、ABEMAのオリジナルドラマ「ブラックシンデレラ」などの話題作に起用されてきた。「リュウソウジャー」後も着実に、役者としてのキャリアを積んでいる印象だが、本人は「不安感が大きかった」と語る。

 「戦隊が終わったあと、ちょうど(新型コロナウイルス感染拡大の影響による)自粛期間が始まって。このままどうなるんだろう、このまま何もないまま終わっちゃうのかな……という不安が大きかったです。さまざまな作品に出演させていただく中で、最近ようやくちょっと少しずつ不安感はなくなってきています」

 そんな、気持ちが落ち込むこともあったというコロナ禍で、「リュウソウジャー」のキャスト同士の交流が、仕事、プライベートともに兵頭さんの支えになったようだ。「(一ノ瀬)颯、綱(啓永)、(尾碕)真花とは年が近いのもあって、よく連絡を取り合います。互いの仕事のことも、プライベートもいろいろ話しますね。この前、僕が『ブラックシンデレラ』という作品に出ていたときは、綱が見ていてくれて、感想を送ってくれました」と笑顔を見せる。

 どんな感想をもらったのかと聞くと、「語弊があるかもしれないのですが、彼は良い意味で軽いんで……」と苦笑しながら、「『面白かった!』くらいです(笑い)。そんな気軽な感じで(笑い)。逆に颯が感想を送ってくれるときは、真面目なので『ここはこうだったよね?』『どういうつもりでやったの?』とか細かく聞いてくれるんです。でも、綱は『かっこよかった!』みたいな(笑い)。その落差が好きなんですけどね」と明かした。

 自粛期間中、自宅での時間が増えてゲームで遊ぶようになったという兵頭さん。ゲーム好きの尾碕さんとよく通信して遊ぶという。「前はフォートナイトをやっていましたが、今はApex(エーペックス)をやっています。それこそ、最近はApexを尾碕と(小原)唯和、(ナダ役)の長田(成哉)さん、(ルパンレッド役の)伊藤あさひくんと通信したりとか……。ランク戦とかやったりしています(笑い)。今だにみんなとは関係が続いています」という。

 兵頭さんにとって「リュウソウメンバーとは?」と問うと、「リュウジャーのメンバーは友達なのか、家族なのか、その境界線のようなとこにいる存在で、久々に会っても落ち着きます。話さなくても分かり合えるというか……。みんなコンスタントに作品に出ているので刺激も受けます」と力を込めた。

 ◇10メートルの飛び込みに「あまり怖くなかった」

 兵頭さんは現在、人気グループ「HiHi Jets」の井上瑞稀さん、高橋優斗さん、作間龍斗さんトリプル主演の、飛び込み競技を題材にした連続ドラマ「DIVE!!」(テレビ東京ほか、水曜深夜0時)に出演中。主人公の坂井知季(井上さん)、富士谷要一(作間さん)、沖津飛沫(高橋さん)の前に立ちはだかるライバル“ピンキー山田”こと山田篤彦を演じている。

 劇中では、実際に10メートルの高さからの飛び込み演技も披露した。10メートルというと、下を見れば足がすくんでしまうような高さ。撮影では、立ってから30分以上飛べないキャストもいたそうだが、兵頭さんは「あまり怖くはなかったです」と笑う。

 「もともと小さい頃から高いところの恐怖心はあまりないので、出演が決まってからも心配はあまりなかったです。でも、飛び込みは競技は未知だったので、いざ台の前に立って、飛び込もうとするときはちょっと緊張しましたけど……5分もたたないくらいで飛び込めました!」

 ただ、飛び込み競技は、飛び込む際の“美しさ”が不可欠。飛び込むポイントも台から1メートル離れてはならず、ほぼ垂直に飛ぶ技術が求められる。「10メートルの高さから飛ぶと、やっぱり体がブレてしまうので、そこの部分はすごく難しかったです。撮影期間中の約2カ月間は、体作りで体幹を鍛えたりとか、家でも腹筋や背筋、逆立ちでトレーニングしていました」と語った。

 3歳から小学6年まで水泳を習っており、「水に抵抗がなかったことも大きかったです」という兵頭さん。セントラルスポーツのスイミングスクールで習っていたといい、「今回の撮影で飛び込みのコーチをしていただいたのが、セントラルの選手だったんです。『お! セントラル。通っていたところじゃん』って思いました」と“ほっこり”OBエピソードも明かしてくれた。

写真を見る全 5 枚

芸能 最新記事