リデットエンターテインメント社による団体「GLEAT」が1日、東京ドームシティホールで旗揚げ戦を開催した。

 プロレス部門では、最高技術顧問を務めるカズ・ハヤシ(48)とカリスマ・CIMA(43)率いる「ストロングハーツ」の6人タッグマッチなど4試合、「LIDET UWF」部門では福田茉耶対橋本千紘(29)、新日本プロレスのSHO(31)対伊藤貴則(27)のシングルバウトなど4試合の計8試合が行われた。

 UWFルールでの試合は初となるSHOはメインで登場。三角絞めで伊藤を撃破し「GLEATに参戦させていただき、何年たっても何度も思い返すと思う」と達成感を口にした。

 大会を総括した田村潔司GLEATエグゼグティブディレクター(51)は、会場の演出面などを「素晴らしかった」と目を細める一方で、所属の若手に苦言。特にプロレス、UWFルール採用の両方に出場しながら2連敗を喫した渡辺壮馬や伊藤について「伊藤が勝ってたら『新日本あんなもんか』という発言もできたが…。細かい技術は壮馬や伊藤など若い選手にはもっと僕が教えなきゃいけないと改めて認識した」と語った。船木誠勝(52)、橋本、福田などのファイトを絶賛し「3人のいいところを(まとめて)3で割って一人にしたような選手を多くしていきたい」と今後の課題を挙げた。

 一方のカズは「選手はみんなそれぞれいい味は出していたと思うし、やっている方向、練習する方向は合っていると思う。あとは個々の長所を伸ばしていけばもっと良くなる」と語ったが、次戦(25日、大阪・アゼリア大正ホール)までに進化を見せることができるか。