女優武田梨奈(30)が3日、東京・渋谷HUMAXシネマで、主演映画「ナポレオンと私」(頃安祐良監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

人生に迷ったアラサー女子の春子は、ある日恋愛ゲームアプリをインストール。ゲームの世界から現れた英雄ナポレオンと共同生活を送ることになる。

仕事も恋愛も行き詰まった春子を演じる武田は「どちらかというと春子は受け身。ナポレオンに出会って驚いたり、憧れの先輩を追い掛けたりする姿を新鮮に演じられたらと思いました」。ナポレオンを演じた濱正悟(26)から頭をポンポンされるシーンを何度も演じ、「子どもにかえった様な気持ちになりました」と照れ笑いした。

イベントでは、キャッチコピーの「あなたとの出会いが私の明日を変えた!」にちなみ、人生を変えた出会いについてトーク。オーディションに300回ほど落ち続けた先に、映画「ハイキック・ガール!」の主演をつかんだことを振り返った。武田は「私は空手ができるし、顔面を蹴られることもできます、と言ったら受かったんです。自分にしかできないことをその作品が見つけてくれた」と出会いに感謝した。

この日は理想の恋愛についても語ったが、武田は「理想のデートはお墓参りデートです」と告白し、観客をどよめかせた。「そこで『ご先祖様に紹介したかった』って言われたら、信用できるなって思います。初デートでもいいです」と熱く語ったが、共演の染谷俊之(33)は「もうちょっとお互いを知ってからの方がいいんじゃない?」。濱からも「(霊が)ついてきちゃうからね」と、やんわり止められていた。

頃安祐良監督も登壇。