西武・松坂大輔投手(40)の引退発表を受けて2000年代に松坂とローテーションを組み、ブルペンの柱として投手陣を支えた西口文也、豊田清両投手コーチがコメントを出した。

 松坂とともに先発の両輪を担った西口コーチは「大輔も僕ら以上に悔しい思いをしていると思います。彼が入団1年目(1999年)のキャンプで大輔の球を見て『これが本当に高校生の球なのか』と驚いたことを思い出します。一緒にローテションを回った時期は、大輔が投げる試合を楽しみながら見ていました。常に1人で9イニング投げるんだ、という気持ちですね。何があっても全力で投げる大輔の姿が印象に残っています。あと、バッティングも一流でしたよ。まずはここまでライオンズのため、そして野球界のために頑張ってきた大輔にお疲れさまと言いたいです」とコメント。

 守護神という立場で松坂を支えた豊田コーチも「大輔もこのタイミングで決断をするのは、つらかったのではないかと思います。彼とは一緒にプレーもしましたが、印象深いのは僕が抑えになった時。しんどい時期もありましたが、大輔が先発する時は(完投してくれるので)『今日は休めるかな』と思ったものでした。大輔には本当に助けてもらいましたし、一緒にプレーをしていて本当に心強かったですね。今は『本当にお疲れさまでした』と言いたいです」とねぎらいの言葉を送っていた。