酒場ライターの吉田類氏(72)が7日、都内で行われた第37回ATP(全日本テレビ番組製作社連盟)賞テレビグランプリの授賞式に出席した。

番組製作会社のプロデューサーやディレクターらが審査員となり、優れたテレビ番組に贈られる賞。BS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」が特別賞を受賞した。

壇上の吉田氏は「こんな晴れがましい場所に立てるということに驚いています」。番組は03年にスタートし、今年2月に放送1000回を迎えた。長寿番組となったことに「こんなに長く続いたのは、スタッフさんの力と、なんてことない酒の力ですね」と笑顔で感謝した。

また「実は全員、飲みながらやってます。こんなに番組を楽しんでいいのかと思う」と話して笑いを誘うと、「楽しんでいるところを見て、楽しんでいただけているのかな。これからもそれを続けていきたいんですが、よろしいでしょうか?」とスピーチ。会場の拍手を浴びていた。

情報・バラエティー部門最優秀賞をNHK「魔改造の夜 前編 トースター高跳び/後編 ワンちゃん25M走」、ドラマ部門最優秀賞をTBS「MIU404」が受賞。グランプリにはNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」が選ばれた。