ドラゴンゲート9日の後楽園ホール大会で、〝brоther〟YASSHI(39)、近藤修司(43)、大鷲透(45)組がオープン・ザ・トライアングルゲート王座(現王者はジェイソン・リー、ドラゴン・ダイヤ、ラ・エストレージャ組)挑戦を表明した。

 同王座を巡っては7月31日神戸ワールド記念ホール大会で、現王者組がSB KENTо、ディアマンテ、ダイヤ・インフェルノ組と初防衛戦に臨む。この日は両チームが8人タッグ戦で激突。インフェルノがinfernо(コーナーからのコードブレイカー)でダイヤから3カウントを奪い挑戦者組が弾みをつけた。

 インフェルノはなおも試合後のリング上でダイヤのマスクを剥ごうとするが、ここで救出に訪れたのがYASSIだった。YASSHIは吉野正人(40)の引退が予定されている8月1日神戸大会を盛り上げるという大義名分のもと、神戸決戦初日の王座戦勝者への挑戦を要求。「俺にはトモダチおらへんけど、仲間がいっぱいや。出てきてもらおうかな」と、「悪冠一色」の近藤と大鷲を呼び込んだ。

 近藤は今年3月にアキレス腱断裂を報告して以降欠場が続いていたが、満を持しての復帰となる。大鷲も「世代交代が進んでるみたいで、おい、(リング上に)知ってるヤツ誰もいねえな。ドラゴンゲートの進んだ針を17年前に戻してやるよ」と高らかに宣言した。