東京五輪・パラリンピック組織委員会は16日、東京五輪の開会式で楽曲を担当する「コーネリアス」の小山田圭吾(52)に関するいじめ問題について、不適切との見解を示した一方で、続投させる方針を明らかにした。

 小山田は、1990年代に音楽雑誌でのインタビューで、障がい者への差別行為や人種差別、プロレス技での暴力など、同級生へのいじめ話を得意げに語っていた。

 続投にネット上では不満が爆発。ツイッターでは「小山田圭吾氏辞職」がトレンド入りし「辞退以外あり得ません」「犯罪レベルだろ」「いや、ダメだろこれは」などと批判が相次いでいる。

 芸能界でも“過去の話”と割り切る声がある一方で、15日放送の「ABEMA Prime」でフリーアナウンサーの柴田阿弥は「それでも今回のことは明らかに暴力で、被害者の方がいる。もちろん作品に罪はないと思うが、オリンピック・パラリンピックを見る方の中に過去に非常につらいいじめにあった方とかがいらっしゃった時に、そのイメージは出てきてしまうと思う」と指摘。

 その上で「メチャメチャ難しいが、いじめの被害に遭った方にとっては一生のトラウマだし、年月が経ったからといって許せることではない」と私見を述べていた。

 一件落着となるかどうか…。