ネットフリックスの配信ドラマ「全裸監督」のモデルにもなった村西とおる監督(72)が今年2月に大量下血し、救急搬送されていたことがわかった。

 17日、自身のツイッターで「大量下血に覆われ救急病院へ。患部は内臓の難しい場所で大学病院に転院しカテーテル手術でようやく止血に成功す」と告白。

 続けて「この間下血は3度に及び血圧は60を切る。命の危機だったが必ず助かると信じERでラジオ番組にも出演す。自分の責任ではないと無神経な余命宣告をする医者、患者から生きる力を奪う不届き者」とつづった。

 詳細がわからなかったため、本紙が当の村西監督に電話取材すると「あれは今年の2月の話なんです」と明かした上でこう説明した。

「大腸憩室(けいしつ)に穴があきまして、1リットルも出血したんですよ。倒れて救急車で運ばれまして、CTで検査したらすぐに病状がわかりました」

 ところが、搬送先の病院で処置できるドクターが不在。一時上の血圧が60にまで下がり、生死をさまよったという。

「いつ死んでもおかしくない状態でした。そこで知り合いの大学病院の主治医に相談してすぐに移送されて手術したので、今はもう大丈夫。もともと簡単に治る病気なんですが、やはりセカンドオピニオンは必要だと痛感しましたよ」

 そんな村西監督は「絶対に助かると信念を持つことが大事」だと強調する。

「私も助かると確信していたので、その間もラジオ番組に出演したんです。だから医者の余命宣告は本当に余計なお世話。余命を知ったことで逆に死期を早めかねませんからね」としみじみ語った。