東京五輪の開会式で楽曲制作を担当するミュージシャン・小山田圭吾の過去のいじめ自慢報道の波紋がさらに広がりをみせている。

 国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン(58)は「小山田圭吾氏の件をAP通信に報じ、辞任を促す識者の声も紹介。すでにワシントン・ポスト紙が記事にしています」とツイート。

 また、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)にも飛び火。太田は18日放送「サンデージャポン」(TBS系)で、小山田のいじめ自慢報道に言及。「当時の雑誌がやっぱりそれを掲載してた。(笑い)みたいにして。これを許容して校閲を通っている。そういう局面があったということですよ当時。おれらもやっぱりネタなんか酷いもんですよ。今、バラされたら相当昔やったネタなんてね。それはすごく未熟だったし残酷だった。その過去ごと否定されるとおれらも、もしかしたら…」と自戒を込めて私見を述べた。

 続けて「インタビューというのは盛ってる可能性もある。そういうことを楽しむ文化って(あった)今から考えたら考えられないけど。だからその時代の価値観と今の価値観と今、歴史を評価する時に。これは歴史だと思うんだよね。その時代の価値観を知りながら評価しないとなかなか難しいと思う。今の価値観で断罪してしまうことっていうのは。もちろん当時おれらはこの時代生きてきたわけだからこれは確かにちょっと酷いなとは思うけど」と話した。

 この太田の発言に対して元新潟県知事の米山隆一氏(53)は「『時代の価値観』などと言いますが、まあ少なくとも戦国時代位迄遡らなければ(恐らく戦国時代でも)、小山田氏がやったことが『外道』であることは変わらないでしょう。何というか非常にげんなりするコメントです。」とツイートしている。