東京オリンピック・パラリンピックに関連した文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」への出演が決定していた絵本作家・のぶみ氏が20日、出演を辞退した。同プログラムの公式サイトで判明した。のぶみ氏は8月22日にオンライン開催予定の「MAZEKOZEアイランドツアー」のアートワークショップに参加予定だった。

 のぶみ氏の参加をめぐっては、ツイッター上で自伝の内容が大炎上。学生時代に黒板消しのクリーナーの後ろに3か月間隠して腐った牛乳を教師に飲ませたことなどが記されており、ツイッタートレンド入りしていた。

 絵本作家ののぶみ氏は2015年発売の絵本「ママがおばけになっちゃった!」(講談社)が発売から1年で続編と合わせ、シリーズ累計販売部数が50万部を突破して一躍有名となった。一方で、母の死をテーマとした内容が「子供には過激すぎるのでは」という批判の声も噴出した。

 また、自身のインスタグラムには「帝王切開でうまれるのも くもの上で自分で決めるみたい」「病気のマルを選ぶ子は 神さまと病気をもって産まれても 耐えられるママをえらぶそうだ」(原文ママ)などという言葉もつづっており、これも炎上。

 これまで手がけた絵本の中には、胎内記憶のある子供に話を聞いて描いたという絵本「うまれるまえにきーめた!」もあり、こうした自伝や絵本、SNSでの発言内容などが、賛否を巻き起こしていた。