巨人の一、二、三軍混合の対抗戦「リアルジャイアンツカップ」が21日、東京ドームで行われ、二岡智宏・三軍監督(45)率いる「二岡軍」が5得点で「元木軍」(2得点)「阿部軍」(1得点)に勝利。「二岡軍」の「1番・二塁」湯浅大内野手(21)が3安打2打点でMVPに輝いた。

「二岡軍」は19日のドラフトでは3チーム競合1位・丸を外したものの、外れ1位で岸田を獲得。2位・松原、3位・湯浅とバランスよく戦力を整えた。「1番・湯浅、2番・松原」の俊足コンビがそれぞれ2打点をマークしチームを勝利に導いた。

 ベテラン亀井を代打待機させ若手を積極的に起用。二岡監督は「三軍の監督の立場として、若い選手を出してあげたかったので、そこは亀井にひと言、言っておきました」と振り返った。

 MVPに輝いた湯浅は「結果にこだわってアピールしようという気持ちはありました」とニッコリ。試合後、ファーム組はいつも通り居残り練習を敢行。育成中心の三軍選手にとって目標である東京ドームでの試合は貴重な財産となった。