演歌歌手・三山ひろし(40)が22日、けん玉の〝兄弟子〟である東京五輪競泳代表の佐藤翔馬選手にエールを送った。

 この日、都内でファンへのカブトムシお渡し会を開催した三山は、けん玉の師匠である「けん玉ちばちゃん」のクラブに、佐藤選手が小学生のころに6年間通っていたことを明かした。同選手の実力は折り紙付きで、四段の腕前だという。

 三山は「佐藤選手とはお会いしたことはないのですが、私も同じけん玉四段。ぜひ金メダルを取ってほしい」とエールを送った。

 師匠のちばちゃんによると「けん玉はポケットに入れて持ち運べるから『今でもけん玉をやっています』と報告を受けている。海外に遠征に行くときも持っていくので、佐藤選手にとってけん玉はルーティンのようなものになっている」。小さいころからバランス感覚に優れていたそうで「けん玉はバランス感覚が鍛えられる。けん玉を続けていることは、水泳競技にも良い影響になっているはず」と意外な効果を明かした。

 そんな〝兄弟子〟に三山は「金メダルを取ったら、一緒にけん玉をやりたいですね。いや、取れなくてもやりましょう」と呼びかけた。2人の〝共演〟は、年末に実現してもおかしくない。

 音楽関係者は「演歌歌手にとってNHK紅白歌合戦は、スポーツ選手にとっての五輪と同じくらい大事なイベントですが、今年は東京五輪を抜きには語れないはず。ここ数年、紅白のステージで三山さんはけん玉のギネス記録に挑戦していますが、その中に佐藤選手が入る演出があってもおかしくない」と話す。

 28日には新曲「浮世傘」をリリースするが、新曲とともに期待はふくらむばかりだ。