俳優・阿部寛(57)が24日、都内でマレーシア映画「夕霧花園(ゆうぎりかえん)」(トム・リン監督)の公開記念オンラインリモート舞台あいさつを行った。

 この日は同作の上映会が開催され、その後に行われた会場での舞台あいさつに、阿部はリモートで参加した。

 同作には、第二次世界大戦におけるマレーシアの歴史と共に、ある男女の切ない恋について描かれている。

 謎多き日本人庭師を演じた阿部は「昨日からオリンピックも始まっていますし、お忙しい中お越しくださりありがとうございます」「3年前にマレーシアで撮影をしました。9か国のスタッフが集まって、集中して撮影しました」と語った。

 役柄にちなみ、秘密にしていることについて問われると「マレーシアで夜に撮影している時に、ものすごい大きな照明をつけて。現地は昆虫が多くて、大きなカブトムシが飛んできて。何匹か捕まえて、自分の控室に持っていきました」と明かし、照れ笑いした。

 また、トム監督については「監督も、ものすごい集中力で挑んでいて。映画作りというのは世界共通なんだなと思いました」と振り返った。