中学時代にバドミントンの東京都大会で団体ベスト16の経験があるお笑いコンビ、ハリセンボンの箕輪はるか(41)が29日、東京五輪バドミントン日本代表の選手たちにエールを送った。

「今日30日は混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組が3位決定戦に出場します。勝てばバドミントン日本代表の今大会第1号のメダルですから、頑張って応援します。でも、男子シングルスで金メダルの最有力候補だった桃田賢斗選手が予選で敗退したのは、勝負の厳しさを感じました」。

注目の選手は、女子シングルスでリオ銅メダリストの奥原希望と山口茜。「日本の女子は今、本当に強いですよね。奥原さんはずっと期待されていて、それに応える強さがあるから、今回もメダルが取れそうな気がする。山口さんも負けないくらい強い。私がプレーしていた頃では考えられないくらいレベルが高くなりましたよね」と話している。

バドミントンを本格的に始めたのは中学1年の時。「小学生の時は遊びだったけど、競技をやってみるとすごく早さがいる。ダブルスも好きなんですけど、シングルスも孤高の戦いみたいな感じでかっこいい。一番の魅力は、いろいろなショットがあって、ポンってネット前にしたり、スマッシュ、ドライブと打ち分けて、相手のミスを狙うみたいな戦略的な戦いが好きでした」と振りかえった。

憧れの選手は現在、スポーツキャスターとして活躍する陣内貴美子。「テレビ番組でバドミントンについて話したことがあったんですけど、私のプレーをご覧になっていて、テレビ局内ですれ違った初対面の時に『フォームがきれいですね』って言ってもらったのがめちゃくちゃうれしかったです」と言う。

相方の近藤春菜(38)とのハリセンボンも女子ダブルスだ。「自分が滑っても、2人で滑ってるみたいなチームプレー(笑い)。それがいい」。けん玉は3段の腕前。「いつかオリンピック競技になったらいいですね」と笑顔を見せた。【小谷野俊哉】

◆箕輪(みのわ)はるか 1980年(昭55)1月1日、東京都府中市生まれ。早大を卒業後の04年に吉本興業のNSC東京校に入所して、相方の近藤春菜(38)とコンビ結成。05年にハリセンボンとしてデビュー。07、09年にM-1グランプリ決勝進出。趣味はけん玉、サッカー、ミニカー収集。特技は重機の操縦。160センチ、48キロ。血液型A。