X JAPANのYOSHIKIが30日、ツイッターの音声会話機能「スペース」で、河野太郎ワクチン担当相(58)と対談を行った。

「♯太郎とYOSHIKIの初スペース」と題した企画で、2人は新型コロナウイルス接種についての考えなどを語り合った。

YOSHIKIは現在、米ロサンゼルス在住で、4月にワクチンを接種。接種済みであれば必要なかったマスクも、再度着用の義務化が始まり「先週までは普通に戻ったかなという状況でしたが、この1週間で雲行きがあやしくなってきました」と感染がぶり返していることを語った。

自身の周囲ではスタッフのほとんどが接種を終えたが、やりとりはオンラインが中心という。対面で仕事をするエンジニアや撮影クルーは事前にPCR検査を実施しており、「ハリウッドのルールになっていると思います」。昨年2月からアメリカを出ていないが「フィジカルのエンターテインメントの復活を1日も早く望んでいるので、その前に我慢しなければそこにたどり着けないと思っている。音楽業界にも(アメリカに)とどまることで貢献したいと思っていた」と語った。

コロナ禍では、イベントをオンラインやリモートなどで実施する新しい形が誕生。河野ワクチン相から「コロナの後でエンタメや音楽も変わると思いますか」と聞かれると、「思っています。意外と世界中の方たちとつながれる。エンターテインメント業界も可能性を感じたのではないかと思う」と話した。

東日本大震災の復興支援やコロナ禍で影響を受けた音楽業界をサポートする慈善活動などが評価され、今年3月に紺綬褒章を受章。YOSHIKIは「チャリティー活動は生涯を通してやっていくと思う。人に喜んでもらうことの方が自分の心に響くんです」。河野ワクチン相から「すごく大事なこと」と伝えられると、ワクチン接種についても「少しでも感染抑制に貢献したいと。自分のためというよりも、周りの人のために打つんだという意識で即決した。自分の小さな行動によって周りが救われていくと思うと、自分も幸せ」と話した。

最大で約1万6000人超が同時聴取した。