米俳優ジョージ・クルーニー(60)が、別荘を所有するイタリア北部のコモ湖で27日に大洪水と土砂崩れで甚大な被害が出たことを受け、復興支援に名乗りを上げたという。

3日間降り続いた雨の影響で洪水と土砂崩れが起き、なぎ倒された木や土砂で家がつぶれたり、車が土砂に埋まるなどの被害が出ており、60人が被災した。

クルーニーと妻のアマル夫人、そして双子の子供たち(4)にけがはなく、一家が暮らす別荘も被害を免れたという。クルーニーは地元メディアのインタビューで、「伝えられているよりも被害は大きい。復興するには何年もの年月と莫大(ばくだい)なお金が必要だろう」と語っている。

クルーニーは被害に遭った店舗や家の片づけを手伝うなど支援活動を行っており、慰問と視察に訪れた市長とも対面。英サン紙によると、クルーニーは復興支援のために5000万ポンド(約76億円)を集めることを市長に約束したという。

クルーニーは2002年に18世紀に建てられた25の客室と野外劇場、プールがある別荘を1400万ドルで購入したと伝えられており、仕事がない時は家族で多くの時間をこの別荘で過ごしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)