5月にメンバー全員が“卒業”した関西発グループ「たこやきレインボー」が7月31日、大阪・南港で、コロナ禍で延期になっていたフリーライブを行い、グループ活動を終えた。

今ライブは当初、5月9日に開催予定だったが、延期。同日付で、春名真依(20)彩木咲良(19)清井咲希(21)根岸可蓮(20)堀くるみ(21)の5人全員が「卒業」する形になっていた。今回、延期ライブが実現し、正真正銘「最後のライブ」になった。

新型コロナウイルス感染対策で、上限に設定された約1000人ファンが集結。ライブは、グループのテーマソングともいえる「絶唱! なにわで生まれた少女たち」で幕開け。全8曲を披露した。

春名は「(活動は)本当に楽しかったです。これからもゆっくりでいいので、私たちの新たなスタートを私たちと一緒に、歩んでくださったらうれしい」。彩木も「今日で終了だと思うとめちゃくちゃ寂しいですけど、新たなスタートだと思っています。また、皆さんに恩返しができるように」と、さらなる活躍を約束した。

すでに5人は個々での活動をスタートさせており、清井は「今日みたいに暑い日になると、ここ南港でのライブを思い出す。いろんな季節ごとに皆さんとの思い出を…。たこやきレインボーは今日で終わりますが、また皆さんと楽しい思い出を作れたら…」と、コメントした。

根岸は「メンバーとスタッフさんと、たくさんの『虹家族(ファン)』の皆さんが支えてくださった9年間でした」と感謝。「私たち、頑張って走りますので、応援よろしくお願いします」。堀は、活動9年を「あっという間」と振り返り「それだけ内容が詰まっていて、楽しくて充実していた」と感想。加えて「まだまだ終わりじゃない。皆さんの心の支えになれるように、私たちも大きくなるつもりですので、これからもよろしくお願いします」と呼びかけた。

グループの活動はこの日で最後となったが、10月13日には集大成ベスト・アルバム「オーバー・ザ・たこやきレインボー」をリリース予定。9月17日には、今ライブ写真も収めるメモリアル・ブック「History&Departures~5人の軌跡と5人のこれから~」も発売する。