ツインズの前田健太投手(33)は3日(日本時間4日)に敵地シンシナティーでのレッズ戦に先発登板して、5回を投げ、3本塁打を含む7安打5失点、9三振1四球で勝敗は付かなかった。打者22人に84球。防御率は4・65。レッズの秋山翔吾外野手(33)とメジャー初対決して左前打を打たれた。味方打線が9回に逆転して7―5で勝った。

 援護された直後に失点する最悪パターンだった。初回は一死後、ウインカーに右前打を許すも続くファーマーを注文通り三ゴロ併殺打に仕留めた。2回は味方内野手の2つの好守に助けられて無失点と上々の立ち上がりだった。

 しかし、1点を先制してもらった直後の3回、先頭スアレスに外角低めの直球を流し打ちで同点弾を右翼席に運ばれ、8番バンハートに初球の外よりのシンカーを引っ張られた。勝ち越し弾は右翼席に飛び込んだ。一死後、連続二塁打で3点目を失った。4回はスプリットで3者連続空振り三振。

 4―3と逆転してもらった5回一死後、代打で起用された秋山とメジャー初対決。カウント1―2からの5球目、外角低めのスプリットをバットにヘッドで拾って左前に落とした。前田はマウンドで苦笑い。続くインディアにカウント1―1からの3球目、内角高めに甘く入ったスプリットを左翼席に運ばれ、再逆転を許した。さらに四球を許すも2者連続見逃し三振で追加点は許さなかった。しかし、6回二死二塁で代打を送られ、降板となった。

 安定した投球が続かない前田。ここから立て直していけるか。