UFCのダナ・ホワイト社長(52)が、東京五輪のレスリング女子68キロ級で金メダルを獲得したタミラマリアナ・ストックメンサ(28=米国)を祝福した。

 ストックメンサは1回戦で、2016年リオ五輪金メダルの土性沙羅(東新住建)に10―0のテクニカルフォール勝ち。その後も圧倒的なパワー、スピードで勝ち上がり黒人女性として初めてこの競技で金メダルに輝いた。

 同階級で群を抜く強さを見せた女王に、UFCのボスは自身のSNSで「レスリングで金メダルを獲得した初の黒人女性になったことをお祝いします」とたたえた。続けて「私はあなたのエネルギー、あなたのポジティブさが大好きだ。そして国家の代表者としてこれ以上の存在はいないでしょう」とその才能やファイトスタイルにも着目し最大級の賛辞を贈った。

 果たしてこのコメントはただの祝福なのか、それとも…。父のルーツがガーナにあるストックメンサは、元プロボクサーの親戚を持つ格闘一族だけに今後の去就に注目が集まりそうだ。