最強アラフィフコンビはこの夏も元気だ。

 ノアの旗揚げ記念大会2連戦初日(5日)の後楽園大会で、杉浦軍の桜庭和志(52)、藤田和之(50)組が拳王(36)、征矢学(36)組と対戦した。

 藤田によれば桜庭とのタッグ結成は初とのことだが、2人は想像以上のコンビネーションを発揮。桜庭が拳王にミドルキックを連打すれば、コーナーから藤田が「まだまだぁ! ほらいけぇ!」と檄を飛ばすなど互いに鼓舞して試合を進める。藤田もショルダータックルやラリアートなど明快な技で圧倒的なパワーを見せつけた。

 最後も、桜庭が征矢を関節地獄に引き込んだところで藤田が拳王をリング下でひきつけることに成功。最後は三角絞めを持ち上げられた桜庭が自ら足を解き、飛び付きなおして腕十字から変型足取り腕十字固めに移行してギブアップを奪った。

 試合後、桜庭はノーコメント。藤田は「初めて桜庭と組んだよ。間違いない。桜庭和志は心強い。楽しかった!」と叫んだ。力あり余るおじさんたちには、なにかエネルギーの発散先が必要なのかもしれない。