公開中の映画「ある家族」(友田勇生監督)のトークショーが11日、都内の映画館で行われ、出演者のお笑いコンビ2丁拳銃の小堀裕之(47)ちかまろ(50)高梨瑞樹(23)が出席した。同作は、児童福祉法改正により小規模住居児童養育事業として実施された「ファミリーホーム」を舞台とした物語で、養育者としてホームを経営する主人公夫妻を川崎麻世と野村真実が演じた。

社会性ある、心温まる作品だが、トークは小堀のくず芸人ぶりに終始した。ちかまろが「初対面ですが、小堀さんの同期の芸人に聞いたら『くずやで』と言われました。家にお金を入れず、家に帰っていないというのは本当なんですか」と話を振った。

小堀は「いやうそですよ。都市伝説。映画はいい話なんですから。子どもは4人もいます」。ちかまろが「帰っていないんでしょ」と突っ込むと、小堀は「家の場所は覚えていません。帰ったのは、今年は帰っています」。

さらに、ちかまろが「家にお金を入れないなんて」と言うと、小堀は「奥さんはパンチドランカーみたいになって、わけがわかんないんです。僕が帰っているかどうかもわからない」。

ちかまろが「彼女が8人から12人に増えたというのは」とさらに突っ込むと、小堀は「それはファンタジーです。マスコミが来ているのでもうやめて」とたじたじだった。

ちかまろは撮影を振り返り「朝の6時集合で、ホテルのレストランも営業していなくて、朝ご飯が食べられなかったんです。すると、麻世さんがスタッフも含めて、全員分の牛丼を買ってきてくれたんです」と話すと、小堀は「何が牛丼や。オレなんか、子どもが牛丼食べている前で、うな丼を食べられる」とくずっぷりを語った。

最後に小堀は「映画は素晴らしい。麻世さんも浮気の先輩として頑張っています」、ちかまろも「くずのエピソードばかりですみません。当たり前なことが、当たり前でない世界もある。映画を見ていろんな感情が芽生えると思いますが、その気持ちをSNSで発信してください」と話した。