日本でも大人気の韓国グループ「BIGBANG」の元メンバーV.I(30)が12日、〝バーニング・サン事件〟に伴う売春あっせんなど複数の罪状で懲役3年の実刑判決と、追徴金11億5690万ウォン(約1億1000万円)を言い渡された。

 事件の発端はV.Iが出資したクラブ「バーニング・サン」で2018年秋に起きた暴行沙汰の被害者が、同クラブでレイプドラッグGHB(通称ムルポン)を使った性暴行が蔓延していると暴露したこと。クラブはたちまち閉鎖となり、一連の事件は店名を取って「バーニング・サン事件」と呼ばれるようになった。

 V.Iは同事件に伴い、業務上横領、性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)、売春あっせんなどの行為の処罰に関する法律違反、常習賭博、外国為替取引法違反、売春あっせんなどの行為の処罰に関する法律違反(売春)、特殊暴行教唆など…数々の罪状で起訴された。

 軍検察はV.Iに対し懲役5年、罰金2000万ウォン(約200万円)を求刑。「被告人は他の人物に責任を転嫁しており、誤った性認識と態度に対し厳重な処罰が必要だ」と求刑理由を伝えていた

 言い逃れするV.Iを追い込む決定打となったのは、V.Iのメッセージアプリのグループトークの内容がバレたことだ。2015年のトークルームの一部には、V.IがVIPルームに招いた男性3人に女性をあてがい〝接待〟するよう、以下のメッセージを送っていた。

「望み通りに全てしてやって。女の子たちも呼んであげて」

「女の子は? ちゃんとやってくれる子で」

「ちゃんとしろ。ミスがないように」

 V.Iは「ちゃんとやってくれる子」は「ちゃんと遊んでくれる子」だと釈明したが、トークメンバーとのやりとりでは売春に関する記述もあったことから、その主張は厳しくなっていた。

 日本でも大人気だったBIGBANGメンバーが気付けばムショ行き…。V.Iは猛省するしかない――。