松戸競輪GⅢ「燦燦ダイヤモンドカップ・滝澤正光杯」が21日、開幕する。予選9Rにスタンバイしている野口裕史(38=千葉)は、本来ならV争いに加わるべき〝地元のエース格〟だが、今回は状態に不安を抱えての参戦となったようだ。

 いわき平オールスターは無念の欠場。「実はコロナになってしまいまして…」と打ち明けた。

「動けるようになってから6日間練習できたけど、感触は全然(良くない)。今までできた事ができなくなっているし体重も5キロ落ちた。どれくらい弱くなっているのか…。元に戻るまで時間がかかるかも。(罹患したことは)新聞とかにも書いてもらって構いません。むしろお客さんにはちゃんと伝えた方が良いのかなって。どこまでできるかわからないけど、やるだけやってみます」

 確かに見た目はほっそりした印象。決して万全の状態ではないようだが、気力でカバーして地元記念を盛り上げていく。