国内男子ゴルフの「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」2日日(20日、北海道ザ・ノースカントリーGC=パー72)、比嘉一貴(26)ら3人が通算11アンダーで首位に並び、石川遼(29=CASIO)は69の通算6アンダーで24位、東京五輪代表の星野陸也(25)は予選落ちした。

 ツアー通算21勝をマークしている池田勇太(35)は67にまとめ、首位と1打差の4位につけている。「パットやチップショットは悪くない。グリーン周りに不安要素はない」と約2年ぶりとなる優勝へ意欲を語ったが、その〝切り札〟となるのが、学生時代に愛用していたというジャンボ尾崎のオリジナルモデルのパットだ。

 7月の「日本プロ選手権」で最終日までトップに立ちながらもスコアを伸ばせずに、2位となったが、その原因を「パット」と分析。そこで学生時代に愛用していた「ジャンボモデル」のパットを今大会に向けて準備してきた。「あれを使っていた時代がジュニアのときに一番勝っていた」とし「打っていて気持ちがいい」という。

 今シーズン(20&21年)はまだ優勝がない池田は「応援してくれる人に、結果を出すことでしか恩返しできない」と、決勝ラウンドの戦いを見据えていた。