阪神・矢野燿大監督が阪神タイガースと高校球児の〝甲子園ダブルヘッダー〟開催について理解を示した。

 第103回全国高校野球選手権は慢性的に続く悪天候のため、所定の大会日程以内での試合消化が困難な状況に。20日に大会本部は、31日以降に日程が順延となった場合でも、甲子園球場を本拠地とする阪神タイガースと、昼夜に分けてグラウンドをシェアする方針を発表した。

 これについて矢野監督は同日の中日戦(バンテリン)終了後、報道陣の問いに答える形で「天候なんて計算できないからね。球団や高野連、皆が話し合ったことに俺らが思うところはない。最後までやれるのであれば(甲子園で)やらせてあげたいと俺らも思う。高校球児にとって一番いいように判断してもらいたい」とコメント。〝球児ファースト〟の姿勢に気前よく応じる懐の深さを見せた。