阪神は21日の中日戦(バンテリン)に2―6で敗れ、3連敗。矢野燿大監督(52)は試合後、先発ローテーションの再編成を示唆した。

 前日、5回5失点KOの西勇に続き、この日の先発・二保旭投手(31)も3回3失点(自責は2)と、序盤に失点を重ねてゲームメークできず。矢野監督は「どうしてもポポーンって(序盤に)点を取られてしまうし、打線もあと1本出ればってところで、あと1本出なかったしね。かみ合ってないよね」と冷静に3連敗の要因を振り返った。

 二保については「抹消して(二軍で)先発で調整してもらいながら…」と抹消を明言。試合前には19日のDeNA戦に先発し、アピール成功できなかった藤浪晋太郎投手(27)の抹消も公示されており、次週から先発陣の最低2人は顔ぶれが新たになることが確実になった。

 そのうちの一人として指揮官は前半戦6勝し、一時帰国した影響で現在は二軍調整を重ねているジョー・ガンケル投手(29)の昇格を明言。残る一枠は「楽しみにしといたらええやん、まだ先(の事)やって(笑)」と煙に巻き、球場を後にした。