韓国代表のエースFW孫興民(ソン・フンミン=29、トットナム)が、カタールW杯アジア最終予選を前に左太もも負傷で離脱する可能性が出てきた。

 韓国紙「文化日報」は「孫が9月のアジア最終予選に選ばれたが、ハムストリング(太ももの裏の筋肉)に異常があることが分かった」と報道。22日に行われたウルバーハンプトン戦に出場したが後半26分に足を引きずるようにして交代。試合前からメディカルスタッフに異常を訴え、ウオーミングアップを早めに切り上げた後、試合には左太ももにテーピングをして出場した。

 トットナムのエスピリトサント監督は「試合前から良くない感じがあったが出場には問題ないと話していた。状態を確認している」と明言を避けたが、孫は昨年10月と今年3月にも同箇所を痛めており1か月前後の離脱を強いられている。

 最終予選の最初の2連戦はW杯切符へ向けて重要だけに、エース離脱となれば韓国にとっては大ピンチとなりそうだ。