ボートレース宮島のGⅢ「宮島プリンセスカップ」は最終日の24日、12Rで優勝戦が行われる。優出を決めたベスト6は次の通り。

 1号艇・鎌倉  涼(32=大阪)
 2号艇・小野 生奈(32=福岡)
 3号艇・平田さやか(37=東京)
 4号艇・土屋実沙希(32=静岡)
 5号艇・山川美由紀(54=香川)
 6号艇・島田なぎさ(34=埼玉)

 23日に行われた準優は10、11Rで1号艇が大敗。11Rでは3連単14万円オーバーの超大穴が飛び出すなど、荒れに荒れた。唯一、12R1号艇の鎌倉が逃げて1着。優勝戦も1号艇を手に入れた。

 田口節子(40=岡山)、海野ゆかり(47=広島)、中村桃佳(28=香川)、渡辺優美(28=福岡)らの強敵が次々と敗退し、鎌倉のV最短は揺るぎないが、波乱のシリーズだけに伏兵にも警戒が必要になる。

 その筆頭が平田。初日の連勝から始まり、4日目には展示航走中のエンスト(選手責任外)というレアな経験をした上に、準優11Rでは5カドまくり一撃で田口、海野、渡辺優らを粉砕。大波乱を演出した。「今節はいろいろあり過ぎて疲れた」と苦笑いだが、2020年10月の鳴門オールレディース(2着)以来となる久々の優出を喜ぶ。

 今節“嵐を呼ぶ女”と化した平田は「足はバランス型でかかりもいい。ダッシュのスタートも見えています!」と言っており、優勝戦でも不気味な存在になりそうだ。