川口オートのナイターGI「第45回キューポラ杯」が25日、幕を開けた。初日6Rでは、片野利沙(28=川口)が好スタートから6周回を逃げ切って1着、好発進を決めた。

「もう少し、乗りやすさが欲しい。突っ込みたいけど、曲がれないような感じがあったので」とまだ仕上がりに納得はしていないが、エンジンそのものは良さそうだ。「前回、整備して良くなっている。前節も、前を走る選手のコース取りに惑わされたけど、車が進む感じはあった」と感触はいい。

 地元GI戦の初日1着は、2019年の開設67周年記念グランプリレース以来だ。「1着自体も久々」と笑顔を見せる。「ずっと2、3着が多かった感じ。もう少し1着を取らないとダメですね。頑張りたい」と力を込める。「スタートも良かった。いい感じで切れたと思う」とスタートもいいだけに「あとは乗りやすさだけ」と課題は一つ。

 そこがクリアできれば、さらにスピードが上がりそう。連勝なるか、26日の2日目の走りに注目だ。