俳優の木村達成(27)と小野賢章(31)、歌手のMay’n(31)らが26日、ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」(9月9~29日、東京・日生劇場)の歌唱披露を行った。

 19世紀末にロンドンで起こった、未解決連続殺人事件とその犯人・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”がモチーフに創作された同作。韓国で独自のアレンジが施され、2009年の初演、今回が日本版での初上演となる。

 主演となるダニエル役の木村は「ある歌詞の中で『もう止められない』と歌う部分があって、それがすごく僕の背中を後押してくれる印象的な歌です。もう後戻りできない、突き進むしかないという覚悟をくれます」と話した。

 木村とグロリア役のMay’nは、劇中のミュージカルナンバー「もしかしたら」を披露。May’nは「グロリアが最初ダニエルと出会って、ロンドンから抜け出すんだという、力強い前向きさには、私も心が震えますし、自分自身が夢を信じて一人で上京してきた気持ちも思い出します。大切なものを信じて、未来に向かって歩んでいく!というグロリアの姿に、とても共感しながら演じています」とコメントした。