航空自衛隊は30日、東京パラリンピックの開会式当日(24日)に都内上空で展示飛行を実施したブルーインパルスのカラースモークとみられる塗料が車両に付着したとの問い合わせがあったと発表。入間基地周辺(埼玉県)を飛行した際に、適正とされている高度よりも低い高度でカラースモークを使用したことが原因だという。

 航空自衛隊は「カラースモークの不適正な使用により、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪した上で「今般のカラースモークの不適正な使用による人体及び環境等への影響については、開発時に収集した安全性に係るデータに照らして問題ないレベルであると考えています」との認識を示した。

 問い合わせが複数見られることから、航空自衛隊は窓口を設置。「担当者を現地に派遣する等、状況を把握するとともに、お問い合わせいただいた方には個別に対応させていただいております」と説明した。