リリー・フランキー(57)斎藤工(40)が4日、東京・池袋シネマロサで映画「その日、カレーライスができるまで」(清水康彦監督、公開中)の舞台あいさつに出席した。

斎藤が企画・プロデュースを担当した作品で、リリーがほぼ1シチュエーションの一人芝居に挑んでいる。斎藤は「コロナ禍で生まれるべくして生まれたステイホーム映画だと思います」とアピールした。

とあるアパートの一室で、3日後の妻の誕生日に食べるカレーを仕込む男を演じるリリーは「僕が1人しか出ていないという感じはしないし、この人は寂しくない」と話しつつ、今年5月に2日半かけて行った撮影を振り返り「アパートから1歩も出ないので、スタッフも僕も、段々口数が減っていきましたけど」と笑わせた。

ともに、普段からカレー作りにはこだわりがあるといい、斎藤は「薬膳キーマカレーが定番」と明かした。これにリリーは「この人は、道を歩くにもカレーを作るにも、何に関しても大腸のことしか考えてない」。さらに、斎藤は「(隠し味は)しょうゆとか“追いターメリック”したり」と話すと、リリーは「この人、カレーをかけるご飯にもうるさい!」とツッコミ。斎藤は「できたら十七、八穀米は欲しい!」とドヤ顔していた。