ヒップホップユニット、RHYMESTER(ライムスター)宇多丸(52)が、師弟関係にあるガールズラップユニット、hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)のプロデューサーで、新型コロナウイルスに感染していた江崎マサルさんの突然の訃報を受け、思いを語った。

宇多丸は6日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「アフター6ジャンクション」の冒頭で、「非常に悲しいお知らせをしなきゃいけないんですけど」と、訃報に触れた。江崎さんは先月24日放送の同番組に電話出演したばかりだったこともあり、「本当にびっくりするというか、絶句するような事態で、まだのみ込みきれているわけじゃないんですけど」と吐露した。

江崎さんの遺作となった、hy4_4yhの最新アルバム「十五執念漂流記」に収録された楽曲などを複数オンエア。「(メンバーの)yukarinとchanchalaはつらいなんて言葉じゃないだろうけど、俺たちがついてるぞ、というか。一緒に曲作ろうって話は江崎さんがいる時からとずっとしてたし、そういう後悔の話をしだすとキリがないんだけど、ここから先も我々は一緒だぞ、ということも言っておきたい」とし、「とにかく、素晴らしい人だったね。素晴らしい曲、いろんな思い出、本当に慕ってくださってありがとうございます。それに対して何も報いられていないってすごい思いますけど、とにかく江崎さんお疲れさまでした」と悼んだ。

hy4_4yh公式サイトは6日、江崎さんが8月31日に亡くなったと発表。「8月21日メンバーyukarinの新型コロナウイルス陽性が確認された後から自粛隔離として自宅待機をしておりました。その時点での検査は陰性でした。8月24日メンバーchanchalaの陽性が確認された後、2回目の検査を受けて陽性が確認されました。保健所の指示のもと、軽症であったことから本人の希望により自宅療養しておりましたが容体が急変し、帰らぬ人となりました。なお、新型コロナワクチンは未接種でした」と説明した。