放送作家の百田尚樹氏(65)の〝手の平返し〟にツッコミが殺到している。

 菅義偉首相の総裁選不出馬表明で混沌とするなか、高市早苗元総務相(60)が「女性初の総理大臣」を目指し、立候補を決めた。高市氏には、安倍晋三前首相がいち早く支持を表明するなど、総裁選の台風の目になりつつある。

 百田氏は4日、自身のツイッターで「総裁選は、高市早苗さんを押すで! 彼女以外に選択肢はない」と投稿。自身が出演する「虎ノ門ニュース」でも「ガンガン押しまくる!」と宣言した。

 だが、さかのぼること11日前の8月24日にはこんなツイートを残している。

「丸山穂高議員の糾弾決議文を書いたのは高市早苗議員だったということを昨日知った。私は、丸山議員の例の発言は糾弾決議に値しないと思っている。私の中で、高市議員の評価はガタ落ちになった」

 それまで評価ガタ落ちだった高市氏が、ここ数日で「彼女以外に選択肢はない」ほどまでに評価急上昇したのだろう。ネット上では「まさにクルリンパ」「お友達の安倍さんが支持したから?」「理由を聞きたい」などツッコミが殺到している。

 なお、自民党総裁選には高市氏のほか、岸田文雄前政調会長、河野太郎行革相、野田聖子幹事長代理が立候補を表明。石破茂元幹事長、下村博文政調会長は現時点で態度を明らかにしていない。