カタールW杯アジア最終予選中国戦(7日=日本時間8日、カタール・ドーハ)に臨んだ日本は1―0で勝利した。2試合連続でフル出場したMF柴崎岳(29=レガネス)は「最低限の結果」と気を引き締めた。

 守備的MFとして先発した柴崎は安定感のあるパフォーマンスで攻守をまとめ、チームを初勝利に導いた。「1戦目(オマーン戦=2日)に負けてしまい、個人もチームもかなり重く受け止めて挽回していこうという雰囲気の中、練習から緊張感だったり雰囲気がまた違ったものになった」とイレブンの変化を勝因に挙げた。

 ただ、柴崎自身は「1戦目の失態を取り戻す最低限の結果。そこまでうれしい気持ちにはなれない。気を引き締めて、また10月に向けて、個人的にもパフォーマンスを良くしていきたい」と先を見据えた。

 10月には強豪サウジアラビア、オーストラリアと2連戦を戦う。初戦の敗戦で出遅れただけに「ターニングポイントになるかなと。ここで勝つか、負けるか、引き分けるか。いろんな結果で今後が大きく変わってくると思います」と強調すると「まだまだ自分たちは厳しい立ち位置にいるんだということを自覚して向かいたい」と語っていた。