将棋好きとして知られる落語家・桂文枝(78)が13日、将棋の藤井聡太2冠(王位・棋聖=19)が東京・渋谷区の将棋会館で指された第6期叡王戦5番勝負第5局で、豊島将之叡王(竜王=31)を111手で破り、史上最年少での3冠を達成したことを受け、祝福のコメントを寄せた。

 文枝は「おめでとうございます。藤井聡太さん3冠。史上初の十代3冠。恐るべし19歳」と祝福。自身の19歳のころを「大学受験に失敗して、予備校に通いながらフラフラしてました」と自虐的に対比させながら、「何といううらやましい頭脳。しかも、一番苦手にしている豊島さんに勝っての3冠達成。もう向かうところ敵なし。言葉もないくらい凄すぎる」と驚がくした。

 さらに、「将棋は膨大な手が待ち受ける中から、最善手を選ぶという、それも終盤は未知の世界。自ら切り開いてゆかないといけない孤独な闘い。お見事としか言いようがありません」と興奮冷めやらぬ様子。

 最後は「上方落語にも早く藤井さんのような超人的な若手が出てきて欲しい。本当におめでとうございます」と締めくくった。