松本穂香(24)が14日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたオムニバス映画「DIVOC-12」(ディボック-トゥエルブ、10月1日公開)完成披露試写会で、中国出身の歌手ロン・モンロウ(27)から「(今後)女優としてやりたいですから…松本さん、役作りの秘密、秘訣(ひけつ)を知りたいです!」と熱烈なリクエストを受けて、役作りを指南した。

「DIVOC-12」はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが20年10月8日に企画を発表。ソニーグループが同年4月、新型コロナウイルスで世界各国で影響を受ける人々を支援するために設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」の基金を活用した支援活動の一環として、映像制作活動において大きな影響を受けているクリエイター、製作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援する映画製作プロジェクト。企画の中核をなす藤井道人監督(35)上田慎一郎監督(37)三島有紀子監督(52)の下に一般公募で選ばれた新人監督含めた9人が集い、3チームに分かれ、12本の短編映画を製作した。

松本は上田監督の「ユメミの半生」に主演、ロン・モンロウは藤井監督の「名もなき一篇・アンナ」で横浜流星(24)と共演し、来日3年で映画デビューを果たした。ロン・モンロウの熱っぽい指導依頼に、松本は「私が思うのは、台本はありますけど、役がそこまでどんな人生を送ってきたかを想像力を働かせること」と答えた。「台本より、もっと考えます?」と聞かれると「台本に行き着くまでの(演じる役どころの)プロフィル…私が言うのはおこがましいけれど、想像するしかないのかなと思っております」と丁寧に、分かりやすく説明した。