アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦が14日に行われ、昨季のJ1王者・川崎は蔚山(韓国)とアウェーで戦い0―0からのPK戦で2―3と敗れ、悲願のアジア制覇を逃した。

 川崎は昨季のACL王者を相手に一進一退の攻防を見せ、120分でも決着がつかずPK戦に突入。ピッチ状態の悪さも影響してミスキックが相次ぐ中で両チーム2人ずつが失敗して迎えた5人目に、川崎は大黒柱のMF家長が相手GKにセーブされて失敗。最後は相手に決められて無念の敗退となった。

 試合を中継したスポーツ配信大手「DAZN」の解説を務めた中村憲剛氏は、昨季まで所属した古巣のショッキングな敗戦に「こればっかりはしょうがないこと。誰も責められない」とイレブンの悔しさを代弁するように語った。

 大目標のアジア王座を逃した川崎。今後はリーグ戦と天皇杯で連覇を目指すことになる。