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遊園地跡地に水没都市が出現!『レミニセンス』こだわりの撮影裏を捉えたメイキング公開

撮影の舞台裏に潜入!『レミニセンス』メイキング映像 » 動画の詳細

 ヒュー・ジャックマン主演の映画『レミニセンス』(9月17日公開)より、物語の舞台となる水没都市がいかにして生み出されたのかを伝えるメイキング映像が公開された。

撮影の舞台裏に潜入!『レミニセンス』メイキング映像【動画】

 本作は、人間の記憶に潜入(レミニセンス)し、その記憶を360度再現することで事件を解決する記憶潜入エージェントのニック(ヒュー)の活躍を描くSFサスペンス。世界中が海に水没した近未来を舞台に、他者の記憶に潜入したエージェントが凶悪事件の鍵を握る女性の行方を追う姿を描く。監督・製作を務めたのは、ドラマ「ウエストワールド」で脚本・製作総指揮で知られるリサ・ジョイ。製作としてリサの夫にしてクリストファー・ノーランの弟で、これまで『ダークナイト』『インターステラー』などで共同脚本を担当したジョナサン・ノーランが参加している。

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 今回、水没都市を舞台とした本作の撮影裏を収めたメイキング映像が公開された。映像にはニューオリンズの廃業した遊園地ジャズランドの跡地にマイアミを模したセットを建設し、実際に水に沈めた中で撮影に臨んでいるキャストやスタッフたちの姿が映っている。ボートを漕いでいるヒューを水に浸かりながら撮影するカメラマンや、笑顔でセット内を歩くリサ監督の姿が印象的だ。

 リサ監督は物語世界を映像と音楽で伝えるために、信頼のおける「ウエストワールド」のスタッフである撮影のポール・キャメロン、美術のハワード・カミングス、編集のマーク・ヨシカワ、音楽のラミン・ジャヴァディを招集。「美術のハワードは無理な注文に慣れていますし、いつも不可能を可能にしてくれる。まさに超人力の持ち主なんです。今回は『マイアミ一帯を冠水させてほしい。それもニューオリンズで』とお願いしたのですが、 ハワードは笑いながら『了解。マイアミを水浸しにしてみせましょう』と約束してくれました」と旧知の仲であるからこその連携があったという。

 廃業した遊園地にセットを建設することが叶ったリサ監督は「全員が長靴と防水ズボン姿でボートを追いかけるハメになりました。でも、楽しい現場になったし、イメージ通りの画を撮ることができたんです。キャストをはじめ、セットを用意してくれ、水中撮影を敢行したスタッフに心から感謝しています。実写にはCGでは出せない良さがある。実物のセットの中で撮影した映像は迫力が違います」とこだわりを明かす。

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 別のシーンの撮影時には主人公のニックが働く「バニスター&アソシエイツ」の事務所を作るべく、制作チームはニューオリンズのフレンチクオーターの一区画を撮影のために1フィート(約30センチ)の高さまで実際に浸水させて撮影に臨んだ。ところが、市の条例に従って、撮影期間中には2時間おきに排水しなくてはならなかったという労苦もあり、制作チームが「実際に水の中で撮影する」ということに徹底的にこだわっていたことがうかがえる。

 リサ監督の熱意に主演のヒューも「リサは監督として伝えたいことが山ほどあると思う。私が芝居を学んでいた時は『映画には何か伝えたいことがなければいけない』と教えられたが、リサは間違いなくそれをやっている。この映画は意図的にそう遠くはない未来を想定している。マイアミに影響を与えている気候変動に、所得格差を取り巻くあらゆる問題等、起きている多くのことは今まさに表面化してきていることだ。私はそんな映画が好きだ。一方ではエンターテインメント性と素晴らしいストーリーで魅了する」と称賛。

 さらに「もう一方で、観る者の記憶に残り、映画館を出たときに外の世界を違った視点で見るようにさせてくれる。そんな映画だ。そしてリサはその能力をしっかり持っている」と作品の完成度に太鼓判を押している。(編集部・大内啓輔)

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